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優しい日本語を使ってみよう。

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「やさしい日本語」とは

 「やさしい日本語」は、普段使われている言葉を、外国人や高齢者、障害のある人など誰にでもわかりやすいように言い換えた、簡単な日本語のことです。
ちょっとした工夫で、大切な情報が相手に伝わりやすくなります。ぜひ「やさしい日本語」を活用してみてください。

 

なぜ「やさしい日本語」が必要なのか

 出入国在留管理庁と文化庁が作成した「在留支援のためのやさしい日本語ガイドライン」では、「日常生活に困らない言語」を「日本語」とした外国人は約63%に上り、「英語」と答えた外国人の44%を大きく上回ったとの調査結果が示されています。
以上のことから、外国人からも「やさしい日本語」の活用が求められていることがわかります。

 

※市内の外国人住民数 約80か国 6、090人(令和3年12月末時点)
 全ての言語に対して翻訳・通訳の支援を行うことは難しい状況です。

「やさしい日本語」の作り方

 以下、「在留支援のためのやさしい日本語ガイドライン」より抜粋。

1 日本人にわかりやすい文章

(ポイント)

[1]情報を整理する

●伝えたいことを整理し、情報を取捨選択する。
(例)大きな地震が発生するなどした場合、安否の確認、見舞い、問い合わせなどで電話がつながりにくい状況が起こることがあります。
⇒ 地震が発生した場合、電話がつながりにくい状況が起こります。

 

●不足している情報を補う。
(例)市町村に書類を提出する。
⇒ 市町村の役所に書類を提出する。

●イラスト、写真、図や記号を使ってわかりやすくする。

[2]文をわかりやすくする。
●一文は短くする。(一文に言いたいことは1つだけ。)
(例)婚姻をするときは、役所に届出をし、届出が受理されると、婚姻が成立します。
⇒ 結婚するときは、役所に「婚姻届」を出します。役所が「婚姻届」を受理すると、結婚が成立します。

●3つ以上のことを言うときは、箇条書きにする。
(例)入会をご希望の方は、窓口にお越しいただくか、ホームページでの申込み、又は電話・FAXでお申し込みください。
⇒ 入会をご希望の方は、3つの申込み方法があります。
・窓口での申込み
・ホームページでの申込み
・電話・FAXでの申込み

●回りくどい言い方や不要な繰り返しはしない。
(例)調査を実施した。
⇒ 調査した。

[3]外来語に気を付ける。
●外来語(カタカナ語)はできる限り使わない。
(例)スキーム⇒計画  コンセンサス⇒合意
※外来語は、「バス」「ガス」「テレビ」など、外来語以外に適切な日本語がない場合のみ使用する。

2 外国人にもわかりやすい文章
(ポイント)

[1]文をわかりやすくする。

●二重否定を使わない。
(例)在留カード以外は必要ありません
⇒ 在留カードを持ってきてください

●受身形や使役表現をできる限り使わない。
(例)住民税は、市町村で課税されます
⇒ 住民税は、市町村へお金を払います

[2]言葉に気を付ける。

●簡単な言葉を使う(難しい言葉を使わない。)
(例)こちらに記入願います。
⇒ この紙に書いてください。

●曖昧な表現はできる限り使わない。
(例)結構です。
⇒ 良いです。(要りません。)

●文末は「です」「ます」で統一する。
(例)お越しいただく必要はありません。
⇒ 来なくてもいいです。

●重要な言葉はそのまま使い、<=・・・>で書き換える。
(例)余震<=後から来る地震>

[3]表記に気を付ける。

●漢字の量に注意し、ふりがなをつける。
(例)住民税(じゅうみんぜい)を払(はら)います。

●時間や年月日の表記はわかりやすくする。
(例)2020年6月4日 午前9時から午後6時まで。
※西暦を使う。年月日の表記に「/」は使わない。12時間表示を原則とする。「~」は誤解を生むため使用しない。

●読みやすいフォントを使う。
⇒ユニバーサルデザインを意識したUDフォントはおすすめです。

3 わかりやすさの確認
(ポイント)

書き換え案が伝わるかどうかを確認する。

詳しくは、出入国在留管理庁または文化庁の「在留支援のためのやさしい日本語ガイドライン」のページをご覧」ください。ガイドラインや書き換え例が公開されているほか、「やさしい日本語」の文章を作成する方法を動画で見ることができます。

在留支援のためのやさしい日本語ガイドライン(出入国在留管理庁)

在留支援のためのやさしい日本語ガイドライン(文化庁)

「やさしい日本語」書き換え支援ツール

 日本語の難易度を調べるツールが無料で公開されています。「やさしい日本語」で文章を作成するときに活用してください。

 

やんしす
やさにちチェッカー
リーディング チュウ太

「やさしい日本語」チラシ

 「やさしい日本語」をより多くの人に知っていただき、積極的に活用してもらうため、チラシを作成しましたのでご覧ください。

 

「やさしい日本語」を使ってみよう(チラシ)

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